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2012年度春学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸

仙台を使い切る〈働き方〉のデザイン

講師
本江正茂(東北大学都市・建築学専攻准教授)
中西泰人(慶応義塾大学環境情報学部准教授)
ゲスト講師
高山明 (Port B主宰/演出家)
中村健太(株式会社シゴトヒト代表取締役)
担当助手
阿部篤 (せんだいスクール・オブ・デザイン研究員 ※所属は当時のもの)

【概要】

雇用の多様化、職業と職種の流動化、ソーシャルメディアなどにより、働き方が変わってきている。在宅勤務、シェアオフィス、パーソナルファブなどにより、働く場所が変わってきている。都市の中に働きやすい場所を「見つけ・育て・共有する」という回路を作りながら、自ら働き方をデザインしていくスタイルが現れ始めている。

そこで今期は仙台の都市を使い切るための新しい〈働き方〉を考える。まずフィールドワークによって都市のなかのユニークな働き方、働く人々を観察・採取し、次いで都市のユニークな使い方や新しい〈働き方〉に関する専門家の知見を交えて議論する。その上で仙台の都市を使い切るような新しい〈働き方〉をデザインする。最終的には構想された新しい〈働き方〉を適切な表現手法によってプレゼンテーションしてもらう。縮退する地方都市におけるストックのリデザインとして、あるいは震災復興にむけた産業振興のアイデアとして、仙台をフィールドに都市のリソースを使い切る新しい〈働き方〉のラディカルな構想を期待する。

【成果物】

Aグループ「DEVELOP」
仙台市街地から30分程度の圏域にある近郊のポテンシャルのある場所を相互に結びつけることで新しい雇用と新しい消費行動を生み出す提案である。周期や用途、性能の異なるS、M、Lのユニットがこれらの場所を巡回し、さまざまな状況を作り出す。ユニットの一部はコワーキングスペースとなり、働くための環境をテンポラリーに提供する。
Bグループ「shokutus」
働くことは暮らしと一体であり、生活の延長線上にあると考え、生活を支える4つの「shoku」(=職/色/食/植)に付加価値を与える(+/tus)デザインを提案する。仙台市の「指定ごみ袋」と「生活ごみ分別辞典」にそれぞれ植物の種と土と肥料、リーフレットを添付することで、市民が生活の中で緑と触れ親しむきっかけとする。市民ひとりひとりが野菜を栽培し、それを通して食べることについて考え、地域のつながりとなり、街に緑が増える。
Cグループ「みんなの昼あそび」
仕事の延長のように漫然と過ごされているお昼やすみを、リフレッシュする時間=「お昼あそび」として有効に使う方法を提案する。平均的な60分をフルに活用するために、タイムテーブルを「昼あそび時間」として、コースを「昼あそびマップ」として表現した。仙台の価値観とフィールドに沿って、公園、デパート、キャンパス、美術館、新幹線、昼寝といったケーススタディを示した。
  • arp5
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    Aグループ「DEVELOP」
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    Bグループ「shokutus」
  • arp5
    Cグループ「みんなの昼あそび」

「2012年度春学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸」活動内容一覧

-2012.07.23-
-2012.07.13-
-2012.06.29-
-2012.06.29-
-2012.06.11-
-2012.05.28-
-2012.05.28-
-2012.05.15-
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