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Studio

2012年度春学期クリエーター・イン・レジデンスWS

移動するのは人か建築か

招待作家
assistant[有山宙+松原慈](建築家ユニット)
担当教員
本江正茂(東北大学都市・建築学専攻准教授)
担当助手
斧澤未知子(せんだいスクール・オブ・デザイン研究員)

【概要】

招待作家であるassistantは、現在奈良で建設中の「33年目の家」プロジェクトと関連した「ゴーストハウス」の制作を行なった。「ゴーストハウス」とは、建築家フィリップ・ジョンソンの週末住宅「ガラスの家」がある広大な敷地内にあるパヴィリオンの一つであり、スチールとメッシュでできた、とても小さなゴーストハウスには、人間や小動物だけが通ることができ、球根を食い荒らす鹿などの大きな動物には通ることのできない入口が設けられ、中では百合が育てられた。フィリップ・ジョンソンへのオマージュとして、ゴーストハウスを仙台で制作した。 また、今回のプロジェクトは、7月28日から国際芸術センター青森ではじまる、企画展「肌理と気配」との連動企画であり、青森の展示と仙台のゴーストハウスは、展示終了後、青森から仙台を経由して、奈良へ運ばれ、実際の「33年目の家」に組み込まれた。

製作期間は7月2日(月)~7月8日(日)となっているが、ゴーストハウスは奈良の家のプロジェクトが完成する9月末まで引き続きKatahira X敷地内に設置・公開展示され、植栽の育成がなされた後、奈良へと運ばれた。

SSD受講生には、この制作へ自分の専門性を活かしうる関わり方を積極的に見つけ、参加する事が望まれた。

【成果物】

CIR
キックオフミーティング
assistantの制作期間に先立ってキックオフミーティングを設け、CiRwsの主旨説明、課題内容の説明、「ゴーストハウス」の説明、受講生の自己紹介とチームビルドを行なった。CiRwsでは作家の制作を間近で見る事で得る学びを重要視するため、毎日の「日報」の記録と最後に学びを反映した「記録作品」を制作する事が課された。
CIR
一日目
assistant有山氏が到着し、今回の材料である金網(事前に注文)を届いた状態から開梱した。今回使用する材料で足りないもの(骨組みとなる金属の鉄パイプと、骨組みに金網を張るのに用いる金属の丸棒と金具)を探しに仙台市内ホームセンターへ。そこで入手出来ない材料は建設業に携わる受講生に相談する。
CIR
二日目
午前中に仙台市内の鉄工所にて鉄パイプ加工。午後、揃った材料から組立てを開始。作業は骨組み組み立て、金網の長さ調節と端部の折曲加工、骨組みに金網を張る金具の加工。作業環境として最低三人が必要だと認識し、シフト表と連絡先の一覧をホワイトボードに書き出す。まだ骨組みは立ち上がらない。
CIR
三日目
組立て作業の続行。作業は主に骨組みの組み立ての続き、金網の加工、部材の錆び止め塗装、金網を骨組みに取り付ける。受講生が段々作業に慣れ、作業と判断を任されるようになってくる。この日の作業で「ゴーストハウス」の半分がほぼ立ち上がる。受講生が不在のカメラマン(動画撮影)代役も務める。
CIR
四日目
「ゴーストハウス」半分の仕上げともう半分への着手。作業は骨組みの組み立て、金網加工、加工箇所細部の調整、金網を骨組みに取り付ける、金網の張り具合を調節する。昨日までに行なったのと同じ作業が殆どだが、そこまでに得た反省から新たな手法を用いる事で新たな問題が発生、それに対処するなど。
CIR
五日目
assistant松原氏が合流。組立て作業の続行。作業としては金網の取り付け、塗装箇所をきれいにする、全体の組み立てを行い、「ゴーストハウス」の小屋部分は完成。ゴーストハウスに花壇を設けるため、設置箇所の選定、花壇の設計を行なう。ゴーストハウス内に植える植物を市内園芸用品店へ買い出しに行く。
CIR
七日目
花壇環境・土壌環境の整備作業に着手。作業としては主に花壇を構成するコンクリートブロックの選定と買い出し、防根シートの設置、コンクリートブロックの設置、型枠での補強後コンクリートブロック隙間をセメントペーストで充填。生憎の雨だったが、コンクリート打設には湿潤環境が適している。
CIR
八日目
土壌環境整備の続行。作業としては花壇型枠の撤去、花壇最下部の土の採取と敷き詰め。ここまでで花壇が出来上がり、花壇コンクリートブロック上にゴーストハウス小屋部分を載せる。ゴーストハウス内の植物設置位置を仮決めしたところ植物が足りないので追加する。基本的に食べられる植物を植える。
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九日目
腐葉土の敷き詰め、仮決めした位置へ植物を植え、水やり。この日で制作のすべてが完了した。制作の完了と同時に、打ち上げを兼ねてこれまでを写真や動画を見つつ振り返る小さな完成パーティーを行った。Assistantのお二人から、ゴーストハウスが組み込まれる33年目の家の説明なども行なわれた。
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完成パーティー
CiRwsの感想や発見、課題の「記録作品」について各受講生が発表し、学内講評会・成果発表会についても相談した。感想には「ものを作る現場を見られて良かった」「全ての工程を決めているわけではないのに驚いた」等があり、話し合う事でお互いどういった点に注目していたかについても見識が深まった。
CIR
日報
日々の様子を報告する日報では、注目した点などが受講生それぞれのスタイルで書き留められており、全体を見渡す事でどのようにゴーストハウスが立ち上がったかが何となく感じ取れるような物となっている。
記録作品
記録作品はワークショップ期間後、成果発表会までに制作された。写真が得意な受講生の写真集、建築学生の制作したディティール図面、「ゴーストハウス」にインスピレーションを受けたイラスト、8ミリフィルムなど様々な形でのアウトプットが得られた。
  • CIR

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