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Studio

2010年度秋学期Fラボ2:平田スタジオ

右脳班/TOPOLOGICAL CITY 左脳班/樹木型都市

講師
平田晃久(平田晃久建築設計事務所)
担当助手
科陽介(せんだいスクール・オブ・デザイン研究員)

【概要】

【成果物】

通常、建築家は単体の建築を設計しますが、このスタジオではその建築が成立する条件や枠組について考えたいと思い、「建築とは〈からまりしろ〉をつくることである」という課題設定をしました。

20世紀の建築は、空間を囲い取って単体の建築を作り、その中をいかに合理的にコントロールするかを考えて設計され、「空間」が重要なキーワードだったと考えています。対して〈からまりしろ〉というのは、21世紀の建築を考えるキーワードです。

1本の木を例にとると、地殻、地表、木、木に住む植物や動物というように、互いに別の生き物の〈からまりしろ〉になっているという階層をなす構造が、我々が生きている世界を特徴づけていると考えられます。建築も、そこにダイレクトに接続する、様々なものに対しての〈からまりしろ〉として捉えると、どのように新しい建築を考えられるかというのがテーマです。

具体的には、都市規模の巨大建築を仮定して考えることにしました。敷地とした東京は、水が流れた形跡による谷が連続するフラクタルな地形で、木のようにも見え、そのうちのひとつを「ジャパンツリー」として想定しました。ここには国会議事堂など国の中枢が集まっています。そこに新しい交通システムとして、パーソナルモビリティを使って移動できる、建築体を提案しています。

近代都市での、水平方向に車、垂直方向にエレベータを使って移動するという前提を変えていくイメージです。「新しい幾何学」「新しいモビリティ」「新しい環境設計」「新しい生態系・農業」「新しい建築コード」の5つのキーワードをあげて、課題を投げかけました。

また、内山勝教授(東北大学機械システムデザイン工学専攻)より「制御」という考え方から都市を見直した時、information-drivenな都市や建築ができるのでは? という未知の都市の姿を想像させる刺激的なアドバイスをいただきました。

平田晃久

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「2010年度秋学期Fラボ2:平田スタジオ」活動内容一覧

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