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2014年度 春学期 PBLスタジオ3 社会軸

被災自治体3年間の取り組み:復興はどこまですすんだのか?

講師
小野田泰明(東北大学 大学院工学研究科 都市・建築学専攻 教授)
祐成保志 (東京大学大学院 人文社会系研究科 准教授)
社会学者。コミュニティと住まいの社会学の専門的観点から講義。
担当助手
岩澤拓海(SSD 研究員)

【趣旨】

被災地では復興の様々な動きが本格化しているが、「復興は遅々として進んでいないのではないか」という言葉も時に散見される。

震災から3年。被災自治体の実態はどうなっているのか。過渡期という言葉によって復興の質やコミュニティへの配慮といった実態は覆い隠されてしまってはいないだろうか。

本スタジオでは、住まいから社会のありようを問い、社会学と空間学の境界を往復しながら精緻な分析を行う気鋭の社会学者 祐成保志 を招聘し、丁寧な分析と講師・受講生との骨太な議論を通じて震災から3 年が経ち過渡期にある被災自治体の姿を明らかにしていく。

被災地でのフィールドワークや被災自治体の復興担当者、災害科学国際研究所へのインタビューを行い、感情的なアプローチではなく、社会学、科学的なアプローチによって、異なる状況・条件の被災自治体の復興の今を整理・縦覧し、復興支援等を行う団体との協力も視野にいれながら、それらを分かりやすく発信する方法を開発、実装する。

【修了要件】

スタジオ前半に行われるフィールドワークに参加し、調査結果を元にしたディスカッション等に積極的に関わること。また、スタジオ後半では提案のための準備に参加し、企画書等の作成に個人の能力を活かして参加すること。

【スケジュール】

回数 日にち 時間 講師 内容
#1 5月16日(金) 19:30-21:30 小野田 レクチャ
#2 5月23日(金) 19:30-21:30 小野田・祐成 レクチャ
#3 6月2日(月) 19:00-21:00 小野田 レクチャ
#4 6月12日(木) 19:00-21:00 小野田 ディスカッション/エスキス
#5 6月25日(水) 19:00-21:00 小野田・祐成 レビュー
#6 7月1日(火) 19:00-21:00 小野田 レビュー
#7 7月11日(金) 19:00-21:00 小野田 レビュー
#8 7月23日(水) 19:00-21:00 小野田・祐成 スタジオ内講評会

【備考】

上記日程の他に必要な際は別途ミーティング・フィールドワーク等の機会を設ける。積極的に外部のNPO、団体、プロジェクト等と協働することも予定している。

PBL3 社会軸 概要
これまでデザイン教育の枠の中では扱いにくかった資金や制度、合意の調達など、リアルな社会を構成している生々しい課題を扱います。デザインし実現することとは、権力を行使することにほかならないことを正面から受け止め、そしてその社会的責任のありように迫ります。

「2014年度 春学期 PBLスタジオ3 社会軸」活動内容一覧

-2014.07.24-
-2014.07.15-
-2014.07.02-
-2014.06.26-
-2014.06.13-
-2014.06.03-
-2014.05.26-
-2014.05.17-
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