メニュー

Studio

2013年度秋学期Fラボ5:「メディア・インスタレーションの未来」

メディア・インスタレーションの未来

担当教員
本江正茂(東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻 准教授)
ゲスト講師
柴山明寛(東北大学災害科学国際研究所 准教授)
佐藤翔輔(東北大学災害科学国際研究所 助教 )
渡邉英徳(首都大学東京システムデザイン学部 准教授)
市川創太(建築家/ダブルネガティヴスアーキテクチャー主宰)
長崎智宏(WOW/ビジュアルデザインスタジオ)
佐藤宏樹(WOW/ビジュアルデザインスタジオ)
担当助手
山田哲也(せんだいスクール・オブ・デザイン研究員)

【概要】

人は環境から様々な情報を読み取っており、わずかな物や情報の配置の違いが人々のふるまいに影響を及ぼしている。これら人とのインタラクションが生まれる情報のインスタレーション、すなわち「メディア・インスタレーション」と空間について考察する。デジタルサイネージが都市空間を埋め尽くそうとしている現在、メディア・インスタレーションと空間における人々のふるまいの関係について考えることはとても重要であると考える。

Futureラボ「メディア・インスタレーションの未来」では、災害のアーカイブや情報インターフェースに実践的に取り組む講師を招き、レクチャーを聴講し、情報を人々に提示するためのメディア・インスタレーションを即日制作するワークショップを行った。

【成果物】

忍者の壁シリーズ #1 希望の壁
 今回製作した忍者の壁シリーズ第一段「希望の壁」は、白黒のくすんだ背景が人のいるところだけ色が付き鮮やかに輝く、というもの。計画していた4つのプログラムのうち、条件等を考えてまずはこれを製作しました。
仕組みとしては、用意していたモノクロ画像のうち、Kinect(モーションセンサー)を使って検出した「物体があるエリア」だけをカラー画像に置き換える、という手法を用いています。現段階では動く人と投影画像は別々に存在していますが、いずれはより一体感を感じられるようにしたいと考えています。
ふと壁の前を歩くだけで、生活の中にちょっとした幸せが盛り込めるといいな、という作品でした。
こんだてーぶる
”毎日朝昼晩の食事になにを食べたか覚えていますか?そしてそれは自分や家族にとって本当に豊かなものでしたか?”
そんなことを、食事の度に気軽に確認できるテーブルの提案です。食事がテーブルに並ぶと、無状態との差異を認識した天井カメラが食卓を自動で記録し、記録された画像はテーブル残余部に1週間のログとして表示され続けます。ローフードはRGB色に、加熱料理は白黒に、加工食品はネガポジ反転で表され、1週間の食事を俯瞰的に認識できます。仕事で帰宅の遅い父が、家族が先にとった食事を知る、子供がこっそりケーキを食べたことを母親が知るといったハプニングも、家族の会話の元となるでしょう。
今回のワークショップでは、WEBカメラから画像を取り込み、三種類の画像の変換と、データを保存し、表示するシステムの部分まで実装し、画像の判定は手動で行った。
素敵な姿勢は恋の始まり
今日も元気にいってらっしゃい!
私たちのグループでは婚活支援プログラム(仮)を作りました。これは結婚適齢期の男女を対象としたプログラムです。結婚の秘訣は素敵な姿勢と笑顔であるという仮定をし、正しい佇まいを毎朝意識させるプログラムを作成しました。動作する場所は玄関です。カメラを使って使用者の姿勢や表情を読み取り、コンピューターで処理の後、プロジェクターを使って玄関のドアに情報を表示します。カメラから読み取った使用者の姿勢画像と予め保存された理想的な姿勢画像を比較し、その差が設定値まで近づくと合格となり、軽快な音楽とともに玄関の鍵が開きます。
ワークショップでは姿勢判定は、WEBカメラで画像を取り込み、登録した画像との差分をとることで実装し、条件分岐は手動で行った。
  • Flab5忍者の壁シリーズ #1 希望の壁
  • Flab5こんだてーぶる
  • Flab5素敵な姿勢は恋の始まり今日も元気にいってらっしゃい!

「2013年度秋学期Fラボ5:「メディア・インスタレーションの未来」」活動内容一覧

-2013.12.13-
-2013.12.12-
-2013.12.02-
-2013.11.21-
-2013.11.12-
メニュー