「センダイオアシス/ブルーグリーンスタジオ4」
- 講師
- 石田壽一(東北大学大学院工学研究科都市建築学専攻教授)
- 皆川典久(東京スリバチ学会会長/鹿島建設株式会社東北支店)
- ゲスト講師
- 中野和典(日本大学工学部土木工学科准教授)
- 佐藤正実(NPO法人20世紀アーカイブ仙台副理事長)
- 今西肇 (東北工業大学工学部都市マネジメント学科教授)
- 千葉則行(東北工業大学工学部都市マネジメント学科教授)
- 担当助手
- 小川泰輝(東北大学大学院工学研究科助手 ※所属は当時のもの)
- 阿部篤 (せんだいスクール・オブ・デザイン研究員 ※所属は当時のもの)
【概要】
これまでの仙台市中心市街地を対象にしたフィールドワークを前提に、現在、整備が進む地下鉄東西線沿線の駅前開発が想定されるエリアについて、地形・水系的特徴にもとづいた環境ポテンシャルを顕在化するグリーンインフラアーバニズムの展開を考える。
【成果物】
- 仙台市営地下鉄東西線
- 平成27年度に開業を予定する、仙台市営地下鉄東西線は、八木山動物公園付近の山地から、河岸段丘に位置する仙台駅付近市街地を経て、仙台東部道路付近の沿岸部までに至る、最大110mもの標高差を結ぶ、日本で最も高低差のある路線の地下鉄である。
本スタジオでは、この特徴的な高低差を活かしつつ、沿線の地形的特徴に沿った環境的アイデアと、それらを軌道交通によって結びつけるマスタープランを提案する。
- ツーリズム×エネルギー
- 本提案では、地下鉄をエネルギーを運ぶチューブと見なし、沿線各地の地形的特徴に応じて設置する小水力発電やソーラーパネルにて発電したエネルギーや、地上施設に熱交換する地下熱のヒートチューブ、個性的な各駅に生じるアクティビティなどを結びつける。また同時にこの地下鉄は低地から高所へ位置エネルギーを運ぶ。地下鉄を利用し、人が巡ることでエネルギーの好循環が促進される。
- 仙台エコ名所図絵
- 「江戸名所図会」は江戸時代後期に江戸の名所を鳥瞰図で表したもので、7巻20冊に渡り当時のくらしを伝える。また絵としても魅力的で、場所の価値を広く一般に示すのに適している。
本提案では、仙台市営地下鉄東西線沿線各地の地形的特徴に沿って埋め込まれた、環境的アイデアやモビリティの仕組みが生む新しい都市景観を「エコ名所」とし、それらの魅力を来訪者に分かりやすく伝え、未来に継承するべく、「仙台エコ名所図絵」を制作する。
西端である「動物公園駅」から東端である「荒井駅」および、新たに提案する「荒浜神社駅」に至る20の地点を選定し、その場所ポテンシャルを活かす環境的アイデアのダイアグラムと、それが生む新しい都市景観を、あたかも絵葉書のようにデザインした。
来訪者はこの図絵をもとに地下鉄沿線の「エコ名所」を巡り、地下鉄が媒介するエネルギーの循環に寄与する。
- 2014年度 春学期 PBLスタジオ1 メディア軸
- 2014年度 春学期 PBLスタジオ2 環境軸
- 2014年度 春学期 PBLスタジオ3 社会軸
- 2014年度 春学期 PBLスタジオ4 コミュニケーション軸
- 2014年度 春学期 PBLスタジオ5 国際軸
- 2014年度 春学期 Interactiveレクチャー
- 2014年度 春学期 クリエイター・イン・レジデンス
- 2014年度 春学期 Fラボ3
- カレンダー
- 新・港村
- あいちトリエンナーレ分校
- SSDe in 金沢 五日間集中ワークショップ「建築に触らない!?公共建築のリデザイン」
- 2010年度秋学期PBLスタジオ1:メディア軸
- 2010年度秋学期PBLスタジオ2:環境軸
- 2010年度秋学期PBLスタジオ3:社会軸
- 2010年度秋学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸
- 2010年度秋学期PBLスタジオ5:国際軸
- 2010年度秋学期Fラボ1:石上スタジオ
- 2010年度秋学期Fラボ2:平田スタジオ
- 2010年度秋学期Interactiveレクチャー
- 2011年度春学期ARP1:災害のデータスケープ
- 2011年度春学期ARP2:S-meme02「文化被災」
- 2011年度春学期ARP3:建築家による復興支援活動の研究
- 2011年度春学期:特別講座「復興へのリデザイン」
- 2011年度秋学期PBLスタジオ1:メディア軸
- 2011年度秋学期PBLスタジオ2:環境軸
- 2011年度秋学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸
- 2011年度秋学期PBLスタジオ5:国際軸
- 2011年度秋学期Fラボ1:石上スタジオ
- 2011年度秋学期Fラボ2:平田スタジオ
- 2011年度秋学期Interactiveレクチャー
- 2011年度秋学期ARP4:仙台市津波浸水域リデザインのための基礎調査
- 2012年度春学期PBLスタジオ1:メディア軸
- 2012年度春学期PBLスタジオ2:環境軸
- 2012年度春学期PBLスタジオ3:社会軸
- 2012年度春学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸
- 2012年度春学期Fラボ3
- 2012年度春学期Interactiveレクチャー
- 2012年度春学期クリエーター・イン・レジデンスWS
- 2012年度秋学期PBLスタジオ1:メディア軸
- 2012年度秋学期PBLスタジオ2:環境軸
- 2012年度秋学期PBLスタジオ3:社会軸
- 2012年度秋学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸
- 2012年度秋学期PBLスタジオ5:国際軸
- 2012年度秋学期Interactiveレクチャー
- 2012年度秋学期Fラボ4
- 2012年度秋学期ARP5:災害のデータスケープ2
- 2012年度秋学期ARP6:復興地域におけるスマートコニュニティ
- 2013年度春学期PBLスタジオ1:メディア軸
- 2013年度春学期PBLスタジオ2:環境軸
- 2013年度春学期PBLスタジオ3:社会軸
- 2013年度春学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸
- 2013年度春学期ARP7:災害のデータスケープ3
- 2013年度春学期ARP8:統合化インターフェースとしての公共スペースのデザインについて
- 2013年度春学期Interactiveレクチャー
- 2013年度春学期CiR:「瞬間をとじ込める椅子」
- 2013年度秋学期PBLスタジオ1:メディア軸
- 2013年度秋学期PBLスタジオ2:環境軸
- 2013年度秋学期PBLスタジオ3:社会軸
- 2013年度秋学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸
- 2013年度秋学期PBLスタジオ5:国際軸
- 2013年度秋学期Fラボ5:「メディア・インスタレーションの未来」
- 2013年度秋学期Interactiveレクチャー
- 2014年度春学期PBLスタジオ1:メディア軸
- 2014年度春学期PBLスタジオ2:環境軸
- 2014年度春学期PBLスタジオ3:社会軸
- 2014年度春学期PBLスタジオ4:コミュニケーション軸
- 2014年度秋学期Fラボ3:エネルギースマートなイノベーション都市“仙台の明日”を考える
- 2014年度春学期CiR:文学館を再編集する
- 2014年度春学期Interactiveレクチャー