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PBL4コミュニケーション軸 #1:キックオフ

2012.11.12

2012年11月9日(金)PBLスラジオ4コミュニケーション軸の初回講義を実施しました。



まずはじめにスタジオマスターである本江正茂より今期のスタジオのテーマ「時間多様性のデザイン」の説明がありました。
さらにスタジオマスターの中西泰人からはショートレクチャーとして、都市のさまざまな時間をインスタレーション的に表示するシステムデザインとして「時空間ポエマー」の紹介や、時間をテーマとした昨年のコミュニケーション軸「モニュメントとアーカイブ」での論点についての解説がありました。


初回講義では受講生にそれぞれ自己紹介と事例報告をしてもらいました。受講生にはあらかじめ以下の内容で宿題を課しています。
1)自己紹介をしてください。専門性、特技、興味、など自由にアピールしてください。
2)時間多様性を拡張するデザインの事例を3つ探して紹介してください。

鈍行から特急までさまざまな速度と目的を持つ鉄道やその記述法としてのダイヤグラム、異なる時間が一枚の地図に折り畳まれている「みなとまち絵地図」、ゲームで畑を耕すと実際の野菜が届くアプリ「畑っぴ」、杉浦貴美子によるの写真、余白の時間を活用した子どもの寝ぞうアート、オフライン時間が貯まるともらえて制限時間内の取得経験値が倍化するDQ10の「元気玉」システム、などが事例として報告されました。

また、ヒッチコックの「サイコ」を引き延ばしたダグラス・ゴードン「24 hour psycho」や逆に「サイコ」を圧縮したChris Bors「24 seconds psycho」、ジャン=リュック・ゴダール「フィルム・ソシアリスム」予告、栗原一貴によるCinemaGazerを使った「忙しい人のためのスーパーマン」、さらに過去の写真を現在の風景に重ねる石川初「時層風景」など、時間の多様性を拡張していると言えるデザイン事例が報告され共有されました。

また今回はゲストとして金沢beta instructionの宮田人司さんとWOWの鹿野護さんが見学にいらしていました。

講義終了後は本江、中西、阿部による打合せにて、次回講義の進行と内容、および今期のグループ編成について協議しました。


1)講義内容について
日時:2012年11月9日(金)18:30-21:30
会場:仮設校舎プロジェクト室2
講師:本江正茂、中西泰人
内容:キックオフ(主旨説明/ショートレクチャー/自己紹介/事例報告)
2)配布資料
PDF:423KB
3)次回講義について
日時:2012年11月10日(土)13:00-17:30
会場:仮設校舎プロジェクト室2
講師:本江正茂、中西泰人
内容:ワークショップ(グループ発表/ワークショップ/ディスカッション)

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