2012.06.14
2012年6月13日(水)、Futureラボ3第4回目講義を実施しました。
石田壽一教授より今日の講義の進行について説明がありました。
後藤伴延准教授から「快適性の見せる化・省エネ効果の見せる化」と題して講義が行われました。「見せる化」において意味のある数字を見せることの重要性についての説明があり、快適性の「見せる化」については快適性の定量評価として、省エネ効果の「見せる化」については省エネ効果の定量評価と読み替えて各々の理論的背景と実験事例等について知見の提供が行われました。
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持田灯教授からは「都市・建築設計に係る熱流体現象の可視化と環境形成メカニズムの分析 -可視化による現象(結果)の把握から改善のためのメカニズム(原因)の分析へ−」と題して講義が行われました。
人間の周り・都市空間の中で気温や空気齢・風等に分布があることについての説明が行われました。講義前半では現象(結果)の可視化について代表的な問題に対する様々な事例をもとに説明が行われ、後半ではメカニズム(原因)の可視化とこれに基づく分析の実例について知見の提供が行われました。
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現象の可視化については市販のCFD解析ソフト等の発達により、設計者等でも可能になってきたが、メカニズムを決定づける要因を探る視点が必要であり、環境情報の統合・簡略化すなわち指標化する方法の開発が重要であると指摘がありました。
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持田教授・後藤准教授からの講義を受けて、受講生・講師を交えて質問・ディスカッションが行われました。
1)講義内容
日時:6月8日(金) 18:30-21:30
会場:片平キャンパス都市建築学専攻仮設校舎プロジェクト室2
講師:石田壽一、渡辺圭介、持田 灯、後藤伴延
内容:快適性の見せる化・省エネ効果の見せる化/都市・建築設計に係る熱流体現象の可視化と環境形成メカニズムの分析
2)次回講義
日時:6月22日(金) 18:30-21:30
会場:片平キャンパス都市建築学専攻仮設校舎プロジェクト室2
講師:石田壽一、渡辺圭介、石川初
内容:GPS を用いた地形表現ワークショップ