2011.11.17
2011年11月16日(水)PBL01 メディア軸の第一回:藤村龍至レクチャーと課題提供を行いました。
まずはじめにスタジオの趣旨の再確認・今期の概要を説明した後、メディア軸講師の五十嵐太郎先生、今期メディア軸の外部講師である藤村龍至先生から自己紹介をいただき、続いて藤村龍至氏のレクチャーを行っていただきました。
「ショッピングと震災」のテーマについて、現在のショッピングモール論の基本と愛知県の刈谷市、長崎県の佐世保などの実例の紹介、列島改造論2.0としてのショッピングを示すため藤村先生が提案された「ありうべき都市」「トロピカル・シティ」「雲の都市」についてレクチャーしていただいた後、ご自身の活動の一環で非常に特殊な発行形式をとっているメディア・ROUNDABOUT JOURNALについて、またそれら活動に通底している「超線形設計プロセス論」についてもお話いただきました。
ROUNDABOUT JOURNALは建築の設計プロセス論として提案されている方法をメディアに当てはめ、非常に短い時間の中で制作している媒体ですが、今期のメディア軸ではこの超線形設計プロセス論を、約3ヶ月というある程度の期間を持って発行する雑誌を制作する現場に当てはめてやってみる、という試みになる方針が明らかとなりました。
レクチャーの後、今期受講生の九名に「自分はどんな人間か/メディア軸を選んだ動機/自分の専門を雑誌制作にどう活かせると考えるか/震災後のショッピング環境・行動」を押さえた自己紹介をしてもらいました。
また、自己紹介の中に表れた震災後のショッピング環境についてのエピソードから、藤村先生によって各々がどのような方向性で記事を書いていくかについてのアドバイスが出てきました。
これから、アドバイスを元にS-meme03に載せる記事を育ててゆくことになります。
1)講義内容について
主旨説明/藤村龍至レクチャー/自己紹介
2)次回講義について
日時:11月25日(金) 18:00―21:00
会場:片平430講義室
内容:宿題発表/速水健朗レクチャー「ショッピングモール概論・20世紀の都市計画とロジスティクス」
3)ハンドアウト
→レジュメ