メニュー

Archive

シラバス:2012秋PBLスタジオ1メディア軸

2012.11.01

2012年度秋学期PBLスタジオ1メディア軸
●テーマ:
地方都市の美術とツーリズム/S-meme05制作

●講師:
五十嵐太郎(東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻教授)
清水建人 (せんだいメディアテーク企画活動支援室学芸員)
住友文彦 (別府国際芸術祭キュレーター/前橋市新美術館開設準備室学芸員)
拝戸雅彦 (愛知県県民生活部文化芸術課国際芸術祭推進室主任主査)
●担当助手:
斧澤未知子(SSD研究員)
●趣旨:
メディア軸では、毎回の講義をスタジオを受講生による編集会議と位置付け、最終成果物として仙台から発信する文化批評誌である『S-meme』の第五号を制作する。テーマに基づいたリサーチ、インタビュー、フィールドワーク、原稿の執筆から編集・装幀デザインまで、雑誌制作に関わる全ての作業に自分の能力を活かしながら関わり、雑誌を完成させる。

今期は前回に引き続き現代美術を扱い、とくに「地方都市の美術とツーリズム」をテーマとする。講義では地方都市における美術館の役割、また国際芸術祭とツーリズムの関係も考える。その手助けとすべく、講師には三人のキュレータを招く。せんだいメディアテークの清水建人は、仙台と現代美術について、また講義期間中に開催される志賀理江子の「螺旋海岸」展について語っていただき、受講生はこれの展評を書く。住友文彦は、東京都現代美術館や金沢21世紀美術館を経て、現在前橋の美術館準備室に関わったり、観光地でもある別府の国際芸術祭のキュレータとして、地方にアートの場をつくりだしている。そして拝戸雅彦は、57万人を動員したあいちトリエンナーレ2010と2013の両方でキュレータをつとめ、地方における国際芸術祭の立ち上げを経験しつつ、行政とアートの現場をつなぐ役割を果たしている。

スタジオ活動は主に下記のことがらからなる。
・ レクチャ :現代美術の動向を学ぶ。
・ 小課題 :『S-meme』コンテンツとなるテキスト執筆に関わる小課題が出題される。
・ リサーチ :仙台におけるアートの場にどのようなものがあるのかをリサーチし記事にする。
・ フィールドワーク :仙台の美術館訪問(予定)。
・ 雑誌制作作業、編集会議:原稿執筆から編集・装幀デザインまでを行い『S-meme』を完成させる。
●修了要件:
スタジオ成果物となるS-meme05の制作のためのリサーチを伴った原稿執筆、レクチャに対する質疑応答、編集作業、装幀デザインなどの作業に、自分の能力を活かして積極的に関わること。
●スケジュール:
#1 11/13 (火) 19:00−22:00 五十嵐    キックオフミーティング
#2 11/20 (火) 19:00−22:00 五十嵐、清水 レクチャ、編集会議
#3 11/29 (木) 19:00−22:00 五十嵐、住友 レクチャ、編集会議
#4 12/06 (木) 19:00−22:00 五十嵐、清水 小課題講評、編集会議
#5 12/20 (木) 19:00−22:00 五十嵐、拝戸 レクチャ、編集会議
#6 01/10 (木) 19:00−22:00 五十嵐    編集会議
●備考:
上記以外にも装幀デザイン、文字起こし、校正、その他編集作業などで分科会として別途メンバーの日程を調整しミーティングが発生する。
また、11月6日(火)と11月8日(木)に行なわれるSSD外でのイベントである下記レクチャについても、講義外の推奨聴講レクチャとして参加できると望ましい。詳細は下記となる。

#E1 11/6 (火) 21:00 –
「映画『モバイルハウスのつくりかた』トークイベント」
会場:櫻井薬局セントラルホール

#E2 11/8 (木) 18:30 – 20:00
「TUAD mixing! 2012 記憶の器 Voice of Memory『記憶と風景 〜忘れられない風景について』」
会場:東北芸術工科大学 本館7階ギャラリー/申込不要

メニュー