2012.01.04
2011年度秋学期の「アジャイル・リサーチ・プロジェクト(ARP)」として、「ARP4: 仙台市津波浸水域リデザインのための基礎調査」を開講します。
「アジャイル・リサーチ・プロジェクト(ARP)」という科目は、つぎつぎと様相を変える地域の課題に対して、アジャイル(臨機応変)に応答していくために、情報を整理し知識を共有するためのプロジェクト群で、テーマに応じて適切なスコープを都度設定し、リサーチを行います。科目の開講毎にwebにて詳細を告知します。この科目は選択科目とし、複数履修可とします。また修了生等の有志参加も歓迎します。
SSD ARP4:仙台市津波浸水域リデザインのための基礎調査
講師:堀井義博(非常勤講師)+小野田泰明、本江正茂、堀口徹(東北大学)
助手:保科陽介(SSD)hoshina@archi.tohoku.ac.jp (問合せ先)
概要:
津波被害を受けた仙台市沿岸地域の一部は、原用途への再生が困難であることから、仙台市の震災復興計画では「海辺の交流再生ゾーン」として位置づけられ、主に公園等の用途への転用が検討されている。しかし、どのように従来の都市機能を補完し、安全でサステナブルな環境を作るのか、いかにして震災の記憶を継承するのか、具体的な議論が十分なされているわけではない。
そこでARPでは、仙台市沿岸浸水部の新たな活用=リデザインにむけて、その潜在力を見出すべく当該地域の基礎調査を行ない報告書にまとめる。なお、今後のデザイン活動において国際的知見を集約する必要性から、報告書は和英併記とする。
修了要件:
プロジェクトへの参加状況に基づき総合的に判断する。
スケジュール:2011年12月より予備作業を開始。1月初旬に参加者を募集し、1月末をめどに報告書をまとめる。
初回集合日時:2012年1月10日(火)10:00〜
場所:都市・建築学専攻仮設校舎内 キャンパス計画作業室
SSD ARP4シラバス