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シラバス:2011秋F-lab1 石上スタジオ

2011.11.09

テーマ:こわれない建築

講師:
石上純也(石上純也建築設計事務所)

担当研究員:
斧澤未知子(せんだいスクール・オブ・デザイン 研究員)

趣旨:
石上純也は、ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2010と豊田市美術館の個展では、実際の制作により建築の極限を追求し、資生堂ギャラリーでは、来年の出版を見据え、その枠組をどこまで拡張できるかという思考実験を行いました。課題は来るべき本とつながるものがよいでしょう。新しい素材や空間の概念、あるいは地形や天候のデザインから地球外の環境まで、建築は学際的な分野と連動し、可能性を広げられます。できることなら、すぐれた研究者を多く抱える東北大学の知の資材を発掘し、それらの成果と連動しながら、新しい建築の世界を開くことを考えます。

課題:
建築とは、かならず、いつか、朽ち果て、こわれていくものである。
建築だけではなく、自然環境のなかで、こわれず、ずっと維持し続けるものは、おそらくない。
それでも、ぼくたち建築家は、どこかで、建築に普遍性と永続性を求めている。
また、ぼくたちは、いつも、建築に安全さと安心感を求めている。

大きな災害のあとで、こわれないものは何も無いと感じる人は多いだろう。

だからこそ、
建築にとって、こわれていくこととは何かということを根本から再考し、
こわれない建築とはどのようなものかということを、いま考える必要がある気がしている。

こわれないこととは、

ある人にとっては、

やっぱり、できるだけ丈夫で、物理的にこわれにくいものなのかもしれない。
そして、そのものすごく強固な建築の中に、ある開放性を見出すことなのかもしれない。

また、べつのひとは、
どんな力でもうけながすような、とても柔軟な流動体のようなものを想像するのかもしれない。

また、ちがうひとは、
こわれても、なんどでも、再生するものを考えるのかもしれない。

こわれないということについて、自由なアプローチで、独自の提案をしてほしい。

いま、こわれないということを、実感をもって考えることによって、未来のあたらしい建築のあり方を見つけられるのかもしれないと思っている。
そのことによって、ぼくたちは、建築の根本的な部分を少し前進させられるのかもしれない。

提出物
壊れないということを、具体的にデモンストレーションできる模型や映像などを製作してください。

スケジュール:
1.11/19(土)13—18時(石上)課題説明/エスキス1-a
2.11/20(日)13—18時(石上)エスキス1-b
3.12/10(土)13—18時(石上)エスキス2-a
4.12/11(日)13—18時(石上)エスキス2-b
5.01/14(土)13—18時(石上)スタジオ内最終講評
6.02/24(金)18—21時(五十嵐)学内最終講評会

場所:11月19(土)、20(日)東北大学片平キャンパス通研2号館427号室

備考:講師の都合により上記日程が多少変動する場合があります。

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