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シラバス:2011秋 Interactiveレクチャー

2011.11.07

テーマ:デザインをどう伝えるか

講師:
平野暁臣(株式会社現代芸術研究所 代表取締役/岡本太郎記念館館長)
稀温(KION STUDIO コーディネーター)
森川嘉一郎(明治大学国際日本学部 准教授)
コーディネーター:
五十嵐太郎(東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻 教授)
堀口徹(東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻 助教)
趣旨:
今期のInteractiveレクチャーのシリーズでは、デザインの価値をどのように伝えるか、デザインをどのように売りだすか、またそうした場をどのようにつくるかについて考えていく。

平野暁臣は、建築の出身ながら、多領域をまたぎながら、さまざまなイベントや展覧会のプロデュースを手がけている。六本木ヒルズ・アリーナのイベントのプログラム、海外にその価値を伝える「日本デザインの遺伝子展」や「感性価値デザイン展」、岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」の移設や生誕百年プロジェクトなどだ。

また名古屋を拠点とするコーディネータの稀温は、定期的に開催されるクリエイターズ・マーケットと連動させながら、そこに出品する優秀な作家によるショップ群を入れた、伝説のリノベーション物件、さくらアパートメントを仕かけた。現在は、リニュアルした名古屋テレビ塔・パークギャラリーのディレクションも行う。

そして森川嘉一郎は、画期的な秋葉原の都市論を契機に建築の分野から飛びだし、アニメやマンガを中心とするサブカルチャーの研究者として活躍している。彼は、2004年のヴェネチア・ビエンナーレでは「おたく:人格=空間=都市」展を企画したように、キャラを主軸としたデザインの文化が海外でどのように受容されるのか、またそれがどのように売り出されるのかについて戦略的な意識をもつ。

この科目では、以上の三組のレクチャーと、受講者による長時間の質疑応答によって、デザインを伝えていく思考を学ぶ。
スケジュール:
1. 12/08 (木) 19:00-21:00 平野暁臣「イベントと展覧会のデザイン(仮)」
2. 12/20 (火) 19:00-21:00 稀温「デザインをプロデュースする場をつくる(仮)」
3. 01/24 (火) 19:00-21:00 森川嘉一郎「おたくのデザインと国内外のマーケット(仮)」
場所:house/阿部仁史アトリエ(宮城県仙台市若林区卸町3-3-16)
備考:一般公開

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