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CiR:6/4(水)六日目

2014.06.05

CiR 六日目です。
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六日目は仙台文学館との打合せをしました。
前回の打合せまでは受け付け回りの状況に対して新しい家具を考えるまたは既存の家具に手を加える、新しいサインを立てる…など、物をベースにした提案をしていました。しかし、実のところそういった小手先の事柄では今回文学館を対象に空間を再編集する(=多くの公共施設が抱えている建物と運営の齟齬のようなものが形となって表れている事象に対してメスを入れる)ことに対して何ら本質的なことを出来ていないのではないか、という違和感から、期間や予算を考えると難しいと思って避けていた「サイン周辺のことがらを(多少概念的に)扱う」提案に切り替えました。
作家の提案では1)サインやその不足を補うために重ねられた説明貼紙などの現状を把握するフィールドワークの実施、2)現状をリセットして本当に必要なサインのあり方について考え直してみるワークショップ、3)デザインガイドラインのようなものを整理する、という三段階のステップを文学館に対してプレゼンしました。
これまで単に「物を追加する」こととそれに対する意見出しといった協力のイメージでいた文学館側からは最初、実施内容の大きな変更とワークショップで予想される運営の大変さなどから戸惑いの反応がありましたが、話し合いの中でこのフィールドワーク・ワークショップで意図している、利用者と運営者の意見の把握と、それを踏まえた上で運営に提言する何かしらの形をつくるというデザイナーの職能の発揮という性格を理解していただき、最終的には好意的な反応を示していただけました。
打合せ後に片平に戻り都合のつく受講生も合流して、この方向性を共有し、フィールドワークやワークショップの実施に必要な作業分担などを行ないました。
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