メニュー

Archive

[Interactiveレクチャー#1]萩原修

2014.05.29

2014年5月28日(水)、仙台卸町のhouse/阿部仁史アトリエにて2014年度春学期第一回目のInteractiveレクチャを開催し、東京・国立でデザインについて考え、地域を開くコミュニティスペースとなる「つくし文具店」を運営しつつ、多くのデザイナーや製造者と恊働するプロジェクトでデザインに関連したモノ・コト・場所の企画とプロデュースを行う萩原修氏に「地域で育てるプロジェクト」と題してお話をいただきました。
3

武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科に在籍した大学時代に先生に「君たちはデザイナーになるのだ」と言われたことに反発し、デザイナーになるのではなくデザインを活かした仕事をしようと決め、大日本印刷株式会社で広報誌やカレンダーなどのデザイン・ディレクションの仕事を10年、リビングデザインセンターOZONEで建築家との展覧会のコーディネートの仕事を10年した後に独立されました。

リビングデザインセンターOZONE在籍時からデザイナーの交流をつくり出すD-net交流会、D-netカフェなどのネットワークや場所作りにも取り組んでこられましたが、独立後は1. 生まれ育った場所で働きたい、2. 商品企画に関わる、3. プロジェクトをつくり育てるということを考えてプロジェクトファームという活動を始められました。デザイナーの作品を展示してデザインを広める場所として考えた「つくし文具店」、コドモが一緒にいる暮らしとプロダクトについて考える「コド・モノ・コト」、紙の加工が得意な印刷会社がつくし文具店に遊びにきたことをきっかけに始めた印刷所が受注ではなく生産に積極的に取り組むプロジェクト「かみの工作所」、その他「テラダモケイ」「てぬコレ」「3120」「ペプ」「モノプリ」など、10年間で20ほどのプロジェクトを育ててこられたお話について伺いました。

1

後半は東北大学大学院都市・建築学専攻助教の佃悠、土岐文乃両先生によるファシリテーションにより質疑応答が進められ、プロジェクトのユーモラスなネーミングについて、関わるデザイナーへのお金の還元のしかたについて、萩原氏の考える「コミュニティ」について等の質問がでました。

4

1)講義内容について
SSD Interactiveレクチャー#1「地域で育てるプロジェクト」
講師:萩原修[デザインディレクター/つくし文具店]
日時:2014年5月28日(水) 19:00-21:00(開場18:30)
会場:house/阿部仁史アトリエ(仙台市若林区卸町3-3-16)
コーディネーター:五十嵐太郎(東北大学都市・建築学専攻教授)
ファシリテーター:佃悠、土岐文乃(東北大学都市・建築学専攻助教)
一般公開(ドリンク代:500円)

2)次回講義について
SSD Interactiveレクチャー#2「“コ・クリエイションで都市をデザインする”」
講師:江坂恵里子[海外ネットワークディレクター/株式会社国際デザインセンター]
日時:2014年6月19日(木  ) 19:00-21:00(開場18:30)
会場:house/阿部仁史アトリエ(仙台市若林区卸町3-3-16)
コーディネーター:五十嵐太郎(東北大学都市・建築学専攻教授)
ファシリテーター:佃悠、土岐文乃(東北大学都市・建築学専攻助教)
一般公開(ドリンク代:500円)

メニュー