2013.07.17
2013年7月16日(火)、仙台卸町のhouse/阿部仁史アトリエにて2013年度春学期第三回目のInteractiveレクチャーを開催し、アートの分野で編集者・ライター・企画者として活躍されている宮村周子さんに「奈良美智からチンポムまで:日本のアートシーンのこの十年」と題してお話をいただきました。
宮村さんは「美術手帖」編集部で編集の仕事を務められた後フリーランスとなり、アートイベントの企画や、アーティスト・奈良美智氏のカタログレゾネ(全作品集)の編纂などのお仕事をされています。その宮村さんに、産業としてのアートを形付け、また同時にアートに置ける客観性から主観性へ道を開いたと考えられる奈良美智・村上隆の両氏から始まる現代アートのここ十数年の動向についてお話しをいただきました。
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後半は東北大学大学院都市・建築学専攻助教の佃悠、土岐文乃両先生によるファシリテーションにより質疑応答が進められ、「宮村さんが『理解し難い』と思うアートに出会った時にどうやって受け入れるか」「アーティストの評価を決める手段にトレンドのようなものはあるか、現在だとどのようなものか」「美術館という『アートを見せる』枠組みは現代に合っていると思うか」「アート作品を言語で表す事についてどう思うか」といった質問が上がりました。
1)講義内容について
SSD Interactiveレクチャー#3「奈良美智からチンポムまで:日本のアートシーンのこの十年」
講師:宮村周子(編集者/フリーランス)
日時:2013年7月16日(火)19:00-22:00(開場18:30)
会場:house/阿部仁史アトリエ(仙台市若林区卸町3-3-16)
コーディネーター:五十嵐太郎(東北大学都市・建築学専攻教授)
ファシリテーター:佃悠、土岐文乃(東北大学都市・建築学専攻助教)
一般公開(ドリンク代:500円)