「SSDは現在リニューアル準備中です。このページは、2010年〜2014年の間に行われた過去の取り組みについてのご紹介です。」
概要
東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻は、仙台市と連携し、文部科学省が運用する「社会システム改革と研究開発の一体的推進」のプログラム「地域再生人材創出拠点の形成」の一環として、「せんだいスクール・オブ・デザイン」を開講いたしました。本事業は、仙台市の地域再生計画「クリエイティブ・クラスターを形成する地域活性化を担うクリエイター育成プログラム」と連携して平成27年3月まで実施されます。
せんだいスクール・オブ・デザインの目的は、地域の活性化を図りうる人材としてコラボレイティブなクリエイターおよびプロデューサーを養成することです。
養成の対象者は、建築デザインをはじめ、アーバンデザイン、プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、映像、音楽、ICT システム開発等、様々な領域の社会人クリエイターおよび、建築デザイン系の大学院生。受講生は仙台地域の社会から広く募集されます。
地域の社会人クリエイターと建築デザイン系大学院生のコラボレーションによるプロジェクト駆動型デザイン教育
せんだいスクール・オブ・デザインでは、地域の課題にもとづいたプロジェクトに、業務経験を持つ地域の社会人クリエイターと学術的知識を持つ建築デザイン系大学院生が共同で参画し、東北大学の先端テクノロジーなど様々な視点からデザインを行なう多規範適応型コラボレーションによるプロジェクト・ベースド・ラーニングを通じ、実践的なプロジェクト駆動型デザイン教育を実施します。
修了生は、せんだいスクール・オブ・デザインでの学習経験を通じて、立体化された守備範囲で、アウェイでも戦えるコラボレーション・スキルを備え、多規範に適応できる知的に開かれた構えを獲得し、地域再生に資するクリエイティブ・ワーカーとして活躍することが期待されます。また、同窓会等によるネットワークの広がりや、仙台市をはじめとする地域社会の継続的な活動支援を期待できます。
せんだいスクール・オブ・デザインの3つのドメイン
せんだいスクール・オブ・デザインは3つのドメイン(領域)で活動します。
- 1. Local:
- 行政やコミュニティと協働し、地域の課題にとり組み、成果を地域社会に還元。
- 2. Future:
- 建築以外の他領域、企業と協働し、テクノロジーを活用したイノベーションによる未知なる価値を創出。
- 3. Global:
- 他都市、異文化と交流し、ネットワークの拡張とマーケットの統合をはかり、異なる価値へ展開。
せんだいスクール・オブ・デザインの3つのメソッド
せんだいスクール・オブ・デザインでは3つのメソッド(方法)で学びの機会を提供します。
- 1. PBL[Project Based Learning]スタジオ:
- メディア/環境/社会/コミュニケーション/国際の5つの軸を設定したデザインスタジオ。
- 2. Futureラボ:
- さまざまな領域の先端研究を活用しながらデザインの可能性を拡張するリサーチスタジオ。
- 3. Interactiveレクチャー:
- アウトリーチから最先端スキルの獲得まで領域横断的に学ぶレクチャーシリーズ。