「SSDは現在リニューアル準備中です。このページは、2010年〜2014年の間に行われた過去の取り組みについてのご紹介です。」
せんだいスクール・オブ・デザイン(以下、SSD)は、東北大学の都市・建築学専攻がエンジンとなり、地域と連動する新しい教育プログラムです。
2011年に発生した東日本大震災は、わたしたちをとりまく状況を激変させました。
これはデザインの意味を変え、その役割にも影響を与えるでしょう。いまだ3.11から続く変動の最中にわたしたちは生き、これを契機に新しいデザインのかたちを求め、駆けまわっているところです。
本来、さまざまな技を束ねるアーキテクチャー=建築がもつ総合的なデザイン力は、都市計画、土木、プロダクト、映像、アート、音楽、写真、グラフィック、情報通信システムなど、さまざまな領域との共同作業により、有効なコンテンツの創造を推進していく可能性をもっています。
続いて、教育も変わる。
SSDは、国内外のすぐれた建築家やデザインの実務家を招き、街に飛びだし、大学という枠を超えて活動します。
大学院生と地域のクリエイターが参加し、互いに刺激しあい、被災地を含む、固有の場所の問題にとり組む実践的なプロジェクトやワークショップなどを通じて、変動する時代における多規範適応型の
タフな人材を育成することを目標としています。
そして仙台から変わっていく。
グローバリズムの時代における都市間競争のなかで、SSDは仙台がもつクリエイティブ産業の可能性を引き出しながら、確かなデザインの拠点をつくること、クリエイターたちのネットワークのハブをつくること、世界に向けて情報を発信することを目指しています。
SSDを巣立つ卒業生は地域の活性化を担い、復興を担い、都市の姿を変えていく原動力となります。
デザインとコミュニケーションの力は、シビックプライド(市民がもつ都市への誇りと愛着)を育て、仙台を持続的に魅力な街へと高めていきます。地域を変えることは、世界を変える第一歩なのです。
謝辞
せんだいスクール・オブ・デザインの実施・運営にあたり、多くの方々のご協力を得ています。
ここに心より感謝の意を表します。
- せんだいスクール・オブ・デザイン運営委員会
- 委員長 本江 正茂
- 独立行政法人 科学技術振興機構
- 仙台クリエイティブ・クラスター・コンソーシアム
- 協同組合 仙台卸商センター
- 阿部仁史アトリエ
- アーキエイド
(敬称略 順不同)