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ARP2 S-meme#2 山内宏泰氏レクチャー/編集会議

2011.07.19

去る7月16日(土)14時〜17時(過)、ARP2 S-meme#2の講義において、S-meme#2編集会議(原稿チェック)とリアス・アーク美術館主任学芸員である山内宏泰氏のレクチャーを行いました。


講師:山内宏泰、五十嵐太郎
講義内容:S-meme#2 原稿チェック
山内宏泰氏レクチャー
配布資料:本日のレジュメ(7月16日版)
事前提出された原稿集
7月16日の講義では前半11名、後半15名の参加で14時の原稿チェックより始まりました。
提出された原稿に目を通しながら、原稿の方向性などを確認しました。
後半、15時からはリアス・アーク美術館主任学芸員の山内宏泰氏にレクチャーいただきました。
膨大な写真で震災後の気仙沼の状況と、いつ、何があったかをお話しされた後に、美術館の被害、美術館の運営と維持にとってにどんな状況が出来したか、災害時に文化施設に何が起こるから何が必要か、文化ってなんなんだ、どうしたらいいんだ!という広範な話題について、力強いお話をお聞かせいただけました。(このレクチャーの様子はS-meme#2のコンテンツとなります)

震災後のリアス・アーク美術館の働き、ご自身も津波の被害に遭われそこで避難生活を送られた体験、美術館や博物館などの文化施設と災害、また、震災以前から土地の文化や津波といったトピックに焦点を当てたキュレーションをなさっていた観点から、S-meme#2のテーマである「文化被災」についてお話ししてくださいというこちらの意向を完全に汲んだレクチャーを繰り広げて下さったのですが、それでも冒頭、山内氏のデスクトップの画像、とても可愛らしいうさぎの写真がプロジェクターで映し出されているのを見ながら「でもね、やっぱり文化被災だ何だって言ってもうさぎが死んだ事が一番ショックでしたよ」と仰ったのには、実利的な被害とそれにどう対応していくべきかという理知的な判断以前の、一番単純な形でのショックさの実感を受け取った気がしました。
次回の講義
日程:7月20日(水)  時間:18時〜20時
講師:飯沼勇義(郷土史家)
場所:東北大学青葉山キャンパス総合研究棟205号室
講義内容:飯沼勇義氏レクチャー
S-meme#2 編集会議2

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