2014.09.26
SSD2014年度春学期PBLスタジオ1メディア軸成果物『S-meme8』入手方法について
S-meme8の配布の応募は終了いたしました。沢山のご応募ありがとうございました。
(応募方法はこのページの一番下にあります)
仙台から発信する文化批評誌『S-meme』の第八号が完成しました。今回はテーマを「あたらしい建築系ガイドブック」とし、建築系編集者の磯達雄氏、建築史家の倉方俊輔氏、飛ヶ谷潤一郎氏、野村俊一氏、フォトグラファー・ライターの大山顕氏、土木エンジニアの平野勝也氏による様々な角度からの街の見方についてのレクチャーのレポートと、受講生による「特定の小さな範囲を徹底的に観察して街を見る」マイクログリッドフィールドワークの結果を建物の立面図、写真、コメントでまとめ収録しています。
普通の本の動作で読めます。
ページが横に長く広がります(これは一つの街区を東西南北それぞれの面からみた立面図と写真による「みるページ」です)。
「みるページ」の裏はレクチャーレビューや街の要素についてのコラムからなる「よむページ」です。
今回の装幀では、フィールドワークした10の街区をそのまま一街区ごとに、蛇腹に折り畳まれた細長い紙に落とし込んで重ねて製本しています。片面が立面図と写真からなるカラーの「みるページ」、もう片面がレクチャーのレポートと街の要素についてのコラムからなるブルーで印刷された「よむページ」となっています。元の状態はみるページが外側に見えていますが、蛇腹の山折、谷折を逆に折ることで内容が入れ替わります。
また、今回の表紙ではシルクスクリーン印刷を採用し、表紙に物質的な凸凹した感触を与えています。また色は、紫外線に当てると色が替わる「フォトクロミックインキ」の白色、白色、黄色1、黄色2の四種類で紙の地の色とインクとの相性を実験してみました。(どの色になるかはSSD事務局にお任せいただきます)。
↑白1:紫外線に当てると色が替わる「フォトクロミックインキ」を使用しています。外に持ち出して確かめてみて下さい。
↑白2:白インキの上に白インキを重ねました。真っ白な表紙になることを狙いましたが、どうだろう!
↑黄色1:これは文字の部分(インクの載っていない地の色です)が他の色のものと違って青く見えますが、実際は同じ地の色の紙を使用しています。実物で白色と比較するとびっくりします。
↑黄色2:黄色1よりも黄味の強い黄色です。この黄色でも地の色は少し青く見えます。表紙をめくって中の地の色と比べてみて下さい。
どうぞ手にとって、紙のメディアでしかできないユニークな装幀を楽しんでください。
S-meme8 目次
〈カラー面/ブルー面〉
街区1|巻頭言 五十嵐太郎/階段のこと 田中良平
街区2|レクチャーレビュー:磯達雄 楠田博子/マンホールのこと 三村菫
街区3|レクチャーレビュー:倉方俊輔 菊地充洋/自動販売機のこと 楠田博子
街区4|レクチャーレビュー:飛ヶ谷潤一郎 浅沼拓也/隙間のこと 浅沼拓也
街区5|レクチャーレビュー:野村俊一 三村菫/破損、よごれのこと 菊地充洋
街区6|レクチャーレビュー:大山顕 田中良平/街の文字のこと 大房洋子
街区7|レクチャーレビュー:平野勝也 星裕之/禁止文のこと 田上亜希乃
街区8|仙台の建築について 星裕之/街の緑のこと 楠田博子
街区9|終りに 磯達雄/山下設計のこと 星裕之
街区10|この本をつくった人たち/窓のこと 斧澤未知子
*お詫びと訂正
読者の方より『S-meme8』街区8に記載されている「仙台第一生命タワービルディング」の正式名称は「仙台第一生命ビル」であるとのご指摘をいただきました。作成にあたっては現地でのビル名表札、ゼンリン住宅地図、その他資料を参考にいたしましたが、誤った表記をしてしまいましたことを謹んでお詫びの上、訂正させていただきます。
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〈応募方法について〉S-meme8の配布の応募は終了いたしました。沢山のご応募ありがとうございました。
1)郵便、2)宅急便着払い、3)寄贈の3パターンがあります。
1) 郵便 ※学生の方はこちらでお願いいたします。
こちらの応募フォームよりお申し込み後、返信用封筒(角型2号以上/390円分切手貼付/送り先住所記載)、もしくはレターパックライトの封筒を
同封した封筒(表面に「S-meme8希望」と赤字で記載)を
下記住所までお送り下さい。
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〒980-8577
仙台市青葉区片平2-1-1
通研2号館
東北大学大学院工学研究科
都市・建築学専攻内
せんだいスクール・オブ・デザイン事務局
S-meme担当係
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*返信用封筒への住所・氏名の記入方法はこのページ最下部のものを参考にしていただくと感じが良いです。
2) 宅急便着払い
こちらの応募フォームよりご応募下さい。
【料金について】
参考 宮城県・東京都:740円/大阪府:950円
下記ページのサイズ60の金額となります。
http://www.kuronekoyamato.co.jp/takkyubin/takkyu.html
3) 寄贈
私有ではなく、より多くの方が閲覧可能なライブラリ等の場所に収蔵する目的であれば、S-meme8を寄贈いたします。
こちらの応募フォームに必要事項と、寄贈先の概要をご記入してご応募下さい。
なお、記入先の概要の内容を見て、寄贈先として適当であるかを考慮した上で、こちらで寄贈の可否を判断させていただきます。
*不可となる場合もあることをご了承ください。
本雑誌は少部数であるため、原則としてお一人様一部ずつの配布とさせていただきます。二部以上ご希望の方は、それぞれ別々に希望メール、返信用封筒入り郵便をお送り下さい。
*配布部数の上限に達してしまった場合は、先着順での配布となりますので、ご了承ください。
申込締切:10月5日(日)応募封筒必着
*発送作業は基本的に締め切り後にまとめて行います。到着まで少しお時間をいただくことをご了承下さい。
*バックナンバーをご希望の方は、件名を「S-memeバックナンバー希望」として、まずは一度こちらのアドレスまでご連絡下さい →
onozawa@archi.tohoku.ac.jp