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[PBL4コミュニケーション軸]第5回講義

2010.12.24

2010年12月18日(土)PBL本江中西スタジオの第5回講義、
茅原拓朗先生によるレクチャ「環境から情報をとらえる身体」を開催しました。

茅原先生は宮城大学事業構想学部デザイン情報学科の先生で、専門である知覚と認知心理学の分野からデザインにアプローチしています。
主な活動に「工場と遊園地 Factory and Fantasy」(WOWなどと共同)などがあります。

レクチャでは光源上方仮説や凹んだ顔のCGが凸面に見えてしまう例などから、バイアスとして「内部モデル」を既に持っている私たちの認識が予見に満ちているということを説明してくれました。

人の意識下のメモリが極めて限定的であることから、認識から身体運用まで含めた行動の大半が無意識下でこの「内部モデル」によって制御されているそうです。
デザインの過程ではこの無意識が前景化しにくいんだよなあということを指摘してくれました。

ちなみに講義で茅原先生が紹介してくれたムービーはこちらです。これはISSEY MIYAKEの「A-POC INSIDE」のために佐藤雅彦氏が制作したプロモーションムービーです。この点の動きに意味(モデルのウォーキングに見えるなど)を与えているのは私たちの「内部モデル」に他ならないのです。
さらにはファッションが身体の構造化の仕方そのものなのだなあということもよくわかります。

人間と環境の接点をめぐる、とても興味深いレクチャでした。
環境から情報をとらえる身体を組み込んだ、人間−環境の系で社会システムを構想することがこのコミュニケーション軸の肝でもあります。

さて、前日の懇親会で話題になり、あらためて中西先生が紹介してくださったのがこの「Whole Earth Catalog」です。

Whole Earth Catalog[http://www.wholeearth.com/index.php]

ヒッピーたちの「よりよいくらし」を実現するための伝説のカタログで70年代以降のカルチャーに絶大な影響を与えたもの。スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式のスピーチで「Stay hungry. Stay foolish.」を引用したのはあまりに有名ですね。(阿部)

1)講義内容について
・レクチャ「環境から情報をとらえる身体」茅原拓朗

2)配布資料について
ハンドアウト#5[PDF:737KB]

3)次回講義について
日時:2011.01.07 [金] 18:30-21:00
場所:製図室プロジェクトスペース
講師:本江正茂、中西泰人
内容:ワークショップ2「システムの構想について」

4)その他
下記日程を「オフィスアワー」としますのでエスキスを希望するグループは個別に阿部まで申し込んでください。
2010.12.27 [月] 17時〜
2011.01.05 [水] 17時〜
以上

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