2013.03.01
SSD2012年度春学期PBLスタジオ1メディア軸成果物『S-meme5』入手方法について
(応募方法はこのページの一番下にあります)
仙台から発信する文化批評誌『S-meme』の第五号が完成しました。今回はスタジオテーマを「地方都市の美術とツーリズム」として出発しつつも、せんだいメディアテークで開催された写真家・志賀理江子の展覧会「螺旋海岸」展展評や、講師によるレクチャ—とゲストによる論評、仙台の美術の文化状況についてのリサーチ原稿から、受講生が提唱した「スローウォーク」まで、割と幅広い内容を扱う一冊となりました。
今回の装幀も工夫の一冊です。横方向に長く続く蛇腹の形式を採用していますが、広げることで一枚の(ほぼ)菊判サイズになります。
今回は形式と記事の分量から二分冊になっています。なのでこの菊判サイズ面が四つあり、面ごとにテーマを分り振っています。
二分冊です
一面目)志賀理江子「螺旋海岸」展
二面目)リサーチ原稿
三面目)レクチャ—、論考
四面目)スローウォーク
一面目の志賀理江子「螺旋海岸」展の面では、大きく広げることで大きな図案が広がる仕様になっています。
また、今回三面目と四面目に用いているグラデーションの印刷は、カラーの指定を行ったグラデーション印刷(四色カラー扱い)ではなく、インクのにじみを利用したグラデーション印刷(一色扱い)という、ちょっと変わったグラデーション印刷の技法を用いていますが、グラデーションを用いた面は、この印刷方法によるグラデーションを大きく眺められる面となっています。
普通の本と同じように1ページ1ページめくりながら読んでいく動作、蛇腹を横長に広げて読む動作、面で大きく広げて読む動作のそれぞれのレベルで意味を持つ見方ができるようになっているかと思います。
なお、今回の装幀では最後の「折り」作業を受講生が手づから行っております。多少のヨレなど、上手くない部分があることをご了承下さい。
どうぞ手にとって、紙のメディアでしかできないユニークな装幀を楽しんで下さい。
内容も充実しています。各面の目次はこちら。
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【一面目】
巻頭文|体験としての雑誌 五十嵐太郎 1
レクチャ—|なぜ、「メディアテーク」なのか 清水建人 3
レクチャ—レビュー|清水建人 Adil Waheed Siddiqui 15
レビュー|志賀理江子「螺旋海岸」レビュー 受講生全員 4
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【二面目】
リサーチ|
宮城県美術館 学芸員の仕事は編集と似ている 高橋彩 1
カメイ美術館 「マトコケシ展覧会」訪問 山形裕昭 5
タノタイガ個展 「風が吹くとき」WHEN THE WIND BLOWS 弓削健太郎 7
birdo flugas 今自分たちにできること、アートにできること 高橋彩 9
青野文昭スタジオヴィジット 椚座基道 11
TEDxTohoku まだ見ぬ”みちのく”へ、ともに。 高橋彩 13
論考|宮城県現代美術史 後半 鈴木直樹 15
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【三面目】
レクチャ—|アートの現場をつくる 住友文彦 1
レクチャ—レビュー|住友文彦 Adil Waheed Siddiqui 7
論考|モノとヒトを動かす歴史意識—1920年代、日本 天内大樹 9
論考|アインシュタインの「日本美術」観 田邊いづみ 14
レクチャ—|あいちトリエンナーレ—行政と芸術祭をつなぐ— 拝戸雅彦 17
レクチャ—レビュー|拝戸雅彦 Adil Waheed Siddiqui 23
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【四面目】
スローウォーク 篠原章太郎
はじめに 1
方法 1
実践 1
フィールドワーク 2
感想 3
あとがき 3
奥付
<応募方法について>
*応募受付は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
1) 郵便 ※学生の方はこちらでお願いいたします。
応募フォームよりお申し込み後、返信用封筒(長形3号以上/240円分切手貼付/送り先住所記載)、もしくはレターパックライトの封筒を
同封した封筒(表面に「S-meme 05希望」と赤字で記載)を
下記住所までお送り下さい。
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〒980-8577
仙台市青葉区片平2-1-1
通研2号館
東北大学大学院工学研究科
都市建築学専攻都市・建築デザイン学講座
せんだいスクール・オブ・デザイン事務局
S-meme担当係
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2) 宅急便着払い
応募フォームよりご応募下さい。
【料金について】
参考 宮城県・東京都:740円/大阪府:950円
下記ページのサイズ60の金額となります。
http://www.kuronekoyamato.co.jp/takkyubin/takkyu.html
3) 寄贈
私有ではなく、より多くの方が閲覧可能なライブラリ等の場所に収蔵する目的であれば、S-memeを寄贈いたします。
応募フォームに必要事項と、寄贈先の概要をご記入してご応募下さい。
なお、記入先の概要の内容を見て、寄贈先として適当であるかを考慮した上で、こちらで寄贈の可否を判断させていただきます。
*不可となる場合もあることをご了承ください。
4)菊判サイズ応募
また、今回の装幀に限り大体菊判サイズのままでの発送も承ります。こちらは別作業、送料、手続きとなりますので、まずは応募フォームの「菊判サイズ応募」にチェックをしてお問い合わせ下さい。
本雑誌は少部数であるため、原則としてお一人様一部ずつの配布とさせていただきます。二部以上ご希望の方は、それぞれ別々に希望メール、返信用封筒入り郵便をお送り下さい。
*配布部数の上限に達してしまった場合は、先着順での配布となりますので、ご了承ください。
申込締切:3月25日(月)必着
*バックナンバーをご希望の方は、件名を「S-memeバックナンバー希望」として、まずは一度こちらのアドレスまでご連絡下さい →
onozawa@archi.tohoku.ac.jp